2回目の白内障手術

基本的に水晶体をくりぬいて、眼内レンズを挿入するような白内障手術は1回しかできません。

しかし、この白内障手術後にまた視界が濁ってくることがあります。これが後発白内障です。

白内障手術後に眼科で定期検査をしていると、あるとき後発白内障の手術をしましょうといわれることがあります。これを白内障の2回目の手術だと思っている人がいますが、ちょっと意味合いが違います。

後発白内障とは、手術後約3ヶ月~数年の間に視界が再び霞んでみえる症状です。 手術の際に残しておいた水晶体の後嚢(こうのう)が濁ってくる為に起こります。

治療法としてはレーザーを照射して濁っている部分を焼き飛ばす感じです。痛みは感じませんし、白内障手術よりももっと簡単に終了します。

白内障の手術後に眼科に定期的に通院する理由としては、この後発白内障を早めに見つけて対処するという意味合いもありますので、定期的に受診しましょう。